いけばな龍生展2018 会場より

東急百貨店 渋谷・本店 3階のイベントサロンでの展示風景です。手前は「オープンスペース」のコーナー。四方から見ることのできる場に、それぞれの作家が作品を展開しました。

この他、壁に掛けるパネルを取りかかりにしたレリーフ状の作品が並ぶ「パネルに」や、横長のステージを利用した作品による「ワイドビュー」の他、フリーテーマや小品など、一人一人の視点で取り出した植物の"貌(かお)"が展覧されました。(《第1会場》東急本店 イベントサロン)

左:「パネルに」 右:「小品」
(《第1会場》東急本店 イベントサロン)

東急本店・8階レストラン〈タントタント〉サブダイニングでは、パーティ用の貸し切り個室だった場所が、光の効果を取り入れた展示に変身。壁を長方形や丸に切り抜き、バックライトを仕込んだ「カッティング・ザ・ウォール」や、アクリルの立方体の中で植物の表情を取り出す「HANA宝石箱」、下からの光を活かした「アンダーライト」、今年初登場の、棚状になった「光の棚」など。光を落とした展示室の中で、植物の様々な表情が浮かび上がって。展示会場奥には、吉村華洲家元作品が。黒いバックの中から湧き出す植物の生命観を見せていました。(《第2会場》東急本店 レストラン〈タントタント〉サブダイニング)

左:「光の棚」 左奥:「カッティング・ザ・ウォール」
(《第2会場》東急本店 レストラン〈タントタント〉サブダイニング)

こちらは、東急本店8階の美術ギャラリーの会場風景です。1期・2期は立華、生花という伝承の古典華のみにしぼった展示で、その凛とした雰囲気で満ちた空間に。(《第3会場》東急本店 美術ギャラリー)

第3会場の美術ギャラリーは、3期(10/30-31)は特別展示「伝統ろまんモダン——龍生派の軌跡」。のぞき窓からこれまで流派がたどってきた道のりを振り返る、そんな魅力的なしつらえで歴史資料や、初代家元作品の復刻作品の生花も。(《第3会場》東急本店 美術ギャラリー)

巻物状の、免許状なども展覧。
(《第3会場》東急本店 美術ギャラリー)

(《第3会場》東急本店 美術ギャラリー)